飛び道具としてのinsta360ONE R
Insta360ONE R を1カ月間使用してみて
今回は、Insta360ONE R について記事を書いていこうと思います。
2020年の1月に、アクションカメラ界に衝撃を与えたinsta360ONE R。
何が革新的だったかというと、それはレンズ交換式のアクションカメラである点です。
360度カメラレンズと4Kワイドレンズを交換して使用することができるというものでした。
1ヶ月ほど様々なシーンで使ってみました。
そして、使ってみた結果、大好きなカメラの一つに。
それは画質や画角などを超えて、360度撮影という別次元の撮影ができ、それによって映像作品に面白いみが増したからです。
アクションカメラをこれから始めたいという方には、通常のアクションカメラも360度カメラもどちらも試せるアクションとして、オススメします。
アクションカメラと360度カメラ、その両方を購入すると10万円近くしますが、それが6万円以下で購入できるからです。
GoProにプラス1万円を出せば購入できてしまいます。
しかし、すでにアクションカメラを持っていたり、ミラーレスカメラなどで動画撮影を楽しまれている方にとっては、通常のアクションカメラと比べると少し物足りないのも事実。
360度レンズについて
まずは360度レンズについて。
- 5.7Kという360度カメラ史上、もっとも高画質
Isnta360ONE R は360度カメラとしてはピカイチであり、5.7kという高画質で撮影してもかなり安定した撮影をできます。
- ダイナミックな視点移動ができる
360度カメラは、常に360度で撮影をしているため、あとで編集をするとき、ダイナミックな視点移動をすることができます。
たとえば、真後ろから真正面までグインと一瞬で素早いカメラワークが可能になります。
- 自撮り棒が消え、バードアイを手にられる
そして、自撮り棒が自動で消える技術が使われているため、自撮り棒を使い高い視点から撮影すると、まるでドローンで上空から撮影したような雰囲気を出すことができます。
- 編集もiPhoneやiPadでサクサクとできる
そして、iPhoneなどに書き出すスピードも、他の360度カメラに比べて圧倒的に早く、編集もサクサク行えます。
以下はiPhone用のサイズで編集していますが、もちろん様々なサイズで編集できます。
編集機材はiPhoneとiPadを使用
4Kワイドレンズについて
次に、4Kワイドレンズについてです。
このレンズは、初めてアクションカメラを手にする人にとってはいいかもしれませんが、、
GoProと比較すると、あまりよろしくない点もあります。
GoProは通常のアクションカメラに特化して開発されているため、とてもアクションカメラとして非常に優れています。
- 夜の光にとにかく弱い
夜の光にとにかく弱く、暗闇の中で光る街頭があると、画面全体が揺れまくる現象が起こります。
これをジェリー現象というのですが、、、、とにかく困ります。
- タイムラプスが使いにくい、、、
アクションカムの楽しみ方の一つに、タイムラプスがあります。
タイムラプスとは簡単にいうと、2倍速から数十倍速で撮影する方法で、
たとえば、アクションカメラをリュックにとりつけて、旅行中にずっと撮影をすると、数時間の映像をわずか10分などに収めることができ、あとで見返すととても楽しめます。
で、このタイムラプスがiPhoneでのアプリ操作をしないと基本的には、32倍そくらいになっていて、倍速を落として撮影したいときなどとても不便です。
- 立ち上がりが遅い、、
起動時間がGoProと比べて体感的に4秒程度遅いので、その瞬間を捉えたい!というとっさのシャッターチャンスに間に合いません。
その上でinsta360ONE R は使える
GoProと比較すると、通常のアクションカメラとしては様々な点で劣るinsta360ONE Rですが、、
それでも360度映像の面白みを一度しってしまうと、手放せません。別次元の映像を作れてしまうのも事実。
ここぞ!という撮影ポイントではこのinsta360ONE Rを使って、面白い映像を撮影できます。
アクションカメラとは別物というマインドを持つ
ですので、結論としては、アクションカメラとは別物という認識を持つ。
360度カメラとして割り切って使うことをオススメします。
それだけでも十分に価値のあるプロダクトです。
さらにinsta360ONE Rは今後も新しい交換レンズを作り続けていくとのことなので、この辺りも期待しながら使いこなしていきたいですね。