「微かな声」の主

「本当の自分」がいるとしたら、それはどこにいるのだろうか。

いるとしたら、それはあなたの中で響いている「微かな声」の中にいる。

その「微かな声」はいつも、あなたに語りかけているのだ。

「本当は何がしたいのか」「今何を思ってしまっているのだろうか」「何を考えてしまっているのだろうか」

なぜ、その微かな声

それにしても、その「微かな声」は、それほどまでにボリュームが低いのか。なぜ、本人が気づかないような聞き取れないような声でメッセージを発信し続けているのだろうか。

実は、ボリュームを下げているのは、「自分」なのだ。

その「微かな声」は、実はずっと大声で叫んでいる。あなたに向かってメッセージを発信しているのだが、当の本人がそれを聞こえないようにボリュームを下げてしまっているのだ。

それはなぜか。

それは、その「微かな声」をコントロールできないから。その「微かな声」はとても自由気ままで天真爛漫。何を考えて、何を思っているのか予想もできない。そう、コントロール不可能な存在だ。

コントロール不可能なら、一層決してしまった方がいい。無意識の中で僕らはその結論に至り、その「微かな声」を聞かないで済むようにボリュームを下げてしまったのだ。

 

自分がしたい仕事を見つけるコツは、自分の心の中に微かに存在している声を手繰り寄せることだ。
あなたの中の声はとても小さい。そして、それらは大抵かよわい。その小さな声を見逃さないことが大事。」

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