第4章-2. 手抜き人生でも他人よりうまくできてしまうワケ
才能を使うことは、楽をすること
では、なぜ『努力=成功論』があなた才能を潰したり、あなたが才能を使うことを諦めさせるのでしょうか。
それは、才能を使うということは、人生をラクするようなものだからです。
もっと極端に言うなら、人より頑張らずにラクをしながら、甘い汁をすいながら、人生を過ごすということになるからです。
先ほどお伝えしたように、
自分の才能がわかり、それをうまく使い始めると、その分野については、そこまで努力をせずに、人よりも自然とうまくできてしまいます。
才能を使っているのだから当たり前といえば当たり前なのですが・・・
すると、何が起こるのかというと、頑張っているという感覚がなくなって行くんです。
これは、言葉だけを聞いていると、とても良いように思えますよね。
常識から外れる生き方
ですが、
あなたも、そして私も、日本人全員が努力=成功論という方程式の中で生きてきたので、この方程式のレールから思いっきり外れる生き方となってしまいます。
すると、次に何が起こるのかというと、
「本当にこんなことやっていて良いのかな」
「俺、頑張っていないけれど大丈夫かな?」
「他の同僚たちは一生懸命頑張っているのに、、、自分だけ定時に仕事が終わって後ろめたい・・・」
「もっと仕事をやっていないと不安・・・」
「なんで、こんなことをしていて毎月給料をもらえるんだろう・・・」
と、こんな囁きが自分の中から聞こえ始めます。
ヤク中の人が見る幻覚のように、僕たちを、この幻想やが襲ってくるのです。
これは、どのような感覚が近いのかというと、めちゃくちゃゲームが好きな人が、新作が出たからと言って、毎日毎日家からでずにゲームにのめり込んでしまう感覚であったり、
めちゃくちゃ、ファッションが好きな人が、ファッション雑誌を読み込み、付箋を貼り、一生懸命自分に似合う服を探しているよう感覚です。
これらのことをしている当の本人は、楽しいし、それが好きだからやっているだけであり、頑張っている感覚はありません。
ですが、仕事中にこのような感覚になってしまうと、そんな自分に後ろめたさが生まれ始めます。
「俺、頑張っていないけど大丈夫かな・・?」と。