人生のシャットダウン。のススメ

複数のプロジェクトを同時に進行している。

スケジュールに間に合わうように、できるだけ早く、、できるだけ効率的に、、、

だいたいこういうモードになっている時は、神経が過敏になっていて呼吸は浅い。

パソコンでいうならCPUが何時間も全速力で回転し続けているような状態だ。パソコンは熱くなり逆に処理速度が遅くなり生産性は落ちていく。

そんな時一番有効な手段は、いくつも立ち上げているアプリケーションを全て閉じる。そしてシャットダウンだ。

こう考えてみるとコンピュータと人間の脳みそは限りなく似ているように思えてくる。


PC:アプリケーションをいくつも立ち上げている状態
→脳みそ:いくつものプロジェクトを同時進行で進めている状態


PC:CPUが常にフル稼働で生産性が逆に落ちる
→脳みそ:色々ところに思考エネルギーが使われて注意散漫で生産性が落ちる


PC:そんな時は、その状態をズルズルと引きずっていないで、全てのアプリケーションを閉じる。

→脳みそ:脳みそも同じく、全プロジェクトを忘れていい状態を作る


PC:シャットダウンさせてコンピュータを休ませる。
→脳みそ:脳みそを緩める時間を意図的に無理やりでもいいから作る。

この①〜④までのプロセスを見ていて、ぼくたちはついつい①だけに意識が行きがちになる。

いかにして効率的に生産的に業務を遂行していくかを考えてプランニングをして、タスクを処理していこうとする。しかし、実はそれが一番生産性を下げていることに気づいていない。

タスク処理に熱中すればするほど、脳みそは疲弊していき、逆に生産性が落ちていることに気づいておらず、、、、

「あ、、、もう無理、、、限界だ」といっぱいいっぱいになったとき、脳みそが強制終了をおこし、、もう働きたくない、、、もう嫌だ、、、となってしまう。

ちょうど僕が数年前までそのような働き方をしていた。神経をすり減らし限界まで仕事をして、疲れはてて仕事が嫌いになる。このスパイラルに面白いほどハマっていた。

自分の電源をオフる

で、、、ついに限界がきた僕がとった行動は、3と4を意識的に行うことだった。

というより、①のように常に脳みそをフル稼働させることを捨て、③と④だけにした。

いかに、常に脳みそを休ませるか。という視点で。どれだけ業務に迫られても、決して焦らない。

そうやって、自分の脳みそが常にリラックスさせることに重きを置きながら、複数のプロジェクトを抱えていたとしても、一度に複数のことを考えずに、味わうように、

すると、不思議なことに軽やかに作業が進み、いつのまにか時を忘れたように没頭することができます。結果的に圧倒的な業務時間の短縮に成功しました。

いかに脳みそを休ませるか、リラックスさせるか。これは、ITやAIツール
が発達し、極端な効率化に向かっているからこそ大切にしたいことですね。

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