人生戦略をインスピレーションに委ねる

僕たちは、ついついロジカルに物事を考え、正しい戦略を描こうとする。

だけれど、ロジカルに考えられた戦略は、どこかつまらない、、、
そう考える読者もきっと多いはず。

そして、ロジカルに考えられた戦略は、結局は実行されないで終わることの方が多い。

だからこそ大切になるのは戦略をロジカルに考えないということ。

むしろ戦略は、インスピレーションに任せておこうということです。

インスピレーションの正体とは?

一般的に、インスピレーションとは、発想やアイディア、思いつきや閃きのことを指しており、その瞬間の出来事のことを指すことが多いです。

でも、ここでいうインスピレーションは少し違います。

僕はインスピレーションとは単に発想や思いつきなど、その一瞬の出来事のことを指すのではなく、自分の中に備わっているもう1人の人格のようなものだと考えています。

**インスピレーション = 自分の中にあるもう一つの人格**

インスピレーションとは、いつも閃きやアイディアや、クリティカルな考えを打ち立てる人格なのです。そして、このインスピレーションという人格はだれの中にも備わっています。

このインスピレーションというもう1人の別人格は、いつも突拍子も無いことを思いつたり、ワクワクするようなアイディアを考えたり、時には、本質的でクリティカルな戦略を提供してくれます。

だから、インスピレーションと上手く付き合えるようになると、とうの本人はそこまで頑張ることや努力をしなくても、どんどん良質なアイディアが自分の中で湧き上がるようになります。

勝手にインスピレーションがゴールまでの道筋を描いてくれるので、あとは、それを形にしていけばいいということになり、とてもラクに物事をこなせるようになりますし、快適に人生が進んでいくようにもなります。

なので、この記事のテーマは、このインスピレーションといかにうまく付き合っていけるか。このインスピレーションの力をいかに借りられるか。ということにフォーカスしてお伝えしていきたいと思います。

インスピレーションを封印する現代人

ですがこのインスピレーション、多くの場合は理性によって封印されています。インスピレーションを牢屋に閉じ込めて鍵をかけて出てこられないような状況です。

なぜ、このような状況になっているのかというと、現代の人は、とにかく左脳やロジックのみで生きることを求められているからです。

しかし、ロジックはこれからはAIが担うようになります。

A + B= C というというロジックをインプットさせれば、ロボットがそれを実行できるようになるんです。今では小説を書くAIが出てきているくらいですから、これからもっと複雑な作業をこなせるようになっていきます。

ということは、これからは僕たち人間に求められることは、機械では代替不可能な、つまりロジックや左脳では届かない領域、そうクリエティブな領域で生きることを求められるようになるということです。

そして、この時必要になるのが、インスピレーション。理屈では届かないし、理解もできない、だけれど、それが素晴らしいものだとみんなが直感的に判断できる、そういうものを求められるようになります。

今日これほどまでにビジネスシーンに芸術が求められることはありませんでしたが、これは背景にそういう理由があるからです。

理性は無駄を嫌い、効率化と正しさを好む

理性とインスピレーションは真逆の性格をもっています。

理性は、無駄を嫌い、常に効率化と正しさを好みます。

これに対して、インスピレーションは遊びや、非生産的なことを好む傾向があり、子供のような性格をしているのです。

たとえば、目の前に見たこともない昆虫が映り込んだなら、目を輝かせて、それに近づいて観察したり触ろうとしたりする子供のようなものです。

正解や正しさで動くのではなくて、心が揺れ動くことで自然と行動のスイッチがカチッと入ります。

インスピレーションは、常に「こんなことをしたら面白そう」「楽しだろうなぁ」という極めて単純な動機で動きます。

つまり、ロジカルに物事を考えれば考えるほど、順序立てて物事を捉えようとするほど、インスピレーションの力は封印され弱まっていくということです。
ロジカルは現実的な考えやアイディアしか許さないため、アイディアが飛躍することはないのです。

ロジカルに考えないことの難しさ

そうは言ってももこれまでロジカルばかりを鍛えられてきた僕たちは、ロジカルに考えることを、なかなかやめることができません。

そんな時は、まずプロセスを考えないようにしてみてください。

たとえば、あなたがこれから何か目標を立てる時、必ずといっていいほどプロセスを軸に考え始めるでしょう。

たとえ、「●●をしたい」と思っていたとしても、そのゴールの到達までのプロセスを描かなければ、そのゴールを諦めてしまうのがロジカルです。「達成できる、できないは関係ない。面白そうだからやろうよ」と思うのがインスピレーションです。

だからこそ、意識的にプロセスを考えないことが大事なんです。

もちろん、いきなりプロセスをすっ飛ばして物事を考えるのは怖いです。できなかったからどうしよう・・というささやきが聞こえてきますから。

ですが、これは少しトレーニングをすることで、だんだんとプロセスをすっ飛ばして、色々と考えられるようになります。

そして、ここからが大切なのですが、プロセスを描かない代わりに何を描くのかというと、それは、ココロがワクワクするビジョンを描くのに時間の9割を使おうということです。

これまでは、ビジョンを描く時間よりもプロセスを考える時間の方が長かかったはずです。割合でいえば、1:9(ビジョン:プロセス)という具合でしょうか。

これを真逆にします。9:1(ビジョン:プロセス)で考えます。

ビジョンは考えれば考えるほど、より鮮明に明確にしていくことができます。実は、再現はありません。

あなたがこれから実現したいプロジェクトが目指すビジョン。その成果だけを鮮明に描きましょう。どこまでもどこまで鮮明に描くのです。

そうすれば、現在地点とヴィジョンの間に明確なギャップがうまれはじめます。当然ですが、明確にすればするほど、鮮やかに描き出せば描き出すほどにそのギャップは鮮明さを帯び始めていきます。

その過程で、あなたの中に眠っているインスピレーションが目を覚まし、そのギャップを埋める道筋を色々と考え始めます。

これまであなたがしてきた経験の中から。あなたが今見ている風景の中から、なんとなく読んだ昨日の本や、テレビから。

一見なんの関係も繋がりも脈絡もない無数の情報を総動員して、その情報の中から。あなたが描いたビジョンを達成するためのプロセスを作り上げます。

これは、まさに芸術の世界でもあります。そこにはロジックは存在しません。極めて直感的になされるものです。

そして、あなたに24時間を通して閃きという形で、あなたにアイディアを届けます。

描くビジョンが鮮明でココロがワクワクするものほど、アイディアの質と量は劇的に上がっていくのです。
また、その描いたビジョンが壮大であれば、あるほどそれに応じて、閃くアイディアや構想や壮大なものとなります。

邪魔者には耳を貸さない

そんな時、邪魔者が入ってきます。その正体はロジカルです。

あなたの中にいるロジカルは、あなたにこんなことを囁いてきます。大きなビジョンを描いたあなたに対して、「で、どうやって実現するの?」と。

当然、大きなビジョンを実現するた目の戦略を、ロジカルはうち立てることができません、それは、現実的なことばかりを考えるくせがあるからです。

だから、あなたにこう語りかけてきます。

「もっと現実的なゴールや目標を立てようよ」と。

という具合になり、結局、またいつもの変わらない状況に戻っていきます。

僕たち現代人は、反射的にロジカルによりすがろうとするくせがあるのです。

実現可能か不可能は関係ないのがインスピレーション

しかし、インスピレーションは、そのビジョンがそもそも実現可能か不可能か、そんなリアルなことは気にしません。とにかく、目指していることがワクワクして楽しそうなら、やってみよう。という前提で物事を考え始めます。

そして、「こんな方法はどうか?」「あんな方法はどうか?」と、どんどんとりとめのないアイディアを出し始めます。既成概念を飛び越えて、枠の外から出て、物事を考えることができるのです。そして、それを閃きという形で僕たちにアイディアを授けてくれるのです。

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