思考量を増やそう。作業量を減らそう。前編

僕たちは限界に来ている?

世の中には、少しでも生産性や効率化を図るために色んなツールやソフト、ガジェットやタイムマネジメント術などなどが出回っています。

そして、それを駆使して、できるだけ少ない作業で、より多くの成果を、、、と、おそらく誰もが思っているような気まします。

でも、最近思うことは、もう「ツールやアプリを使って効率化」は限界にきているように思います。これ以上はどうにもならないようなところまで来ています。

どれだけタスク管理が便利になるアプリを使おうが大した成果を生み出せないという状況なのだと思うようになりました。

もちろん、様々なツールやガジェットで効率化や生産性を測ることが大切ですが、それだけではもう限界がきているということです。

僕もそうですが、これまでハック術的な管理法やツールを導入してきた人たちは、薄々このことに気づいてるのではないでしょうか。

たとえ、今以上に生産性を図れたとしても、それは60分かかっていたものが、5分短縮されて55分できるようになったとか、そういう次元でしかありません。

今日立てた To Do に追われる現代人

で、生産性とか効率化とかを一生懸命図った結果、どうなったかというと、みんなto doに追われているような感じになっています。

効率化を図るためにto do 管理をしたにも関わらず、その to do にひび追われているような感覚があり、心が休まらないという状況です。

つまり、生産性や効率化をすることで、実は自分を追い込んでいるという状態に陥っているのです。こうやって知らず知らずのうちに原因不明の疲労感を感じることになります。

あれもやらなきゃ。これもやらなきゃ。という具合にto doに振り回されて、肝心の人生を楽しめていません。肝心の仕事を楽しむ余裕も無くなってしまうのではないでしょうか。

ワンアクション の マキシム化を図る

こういう状況になった場合、どうすれば良いのか。

そのたった一つの答えは、、、
1つ1つのアクションの効率化を図ることではなくて、

一つ一つのアクションのパフォーマンスを5倍、10倍へと最大化させることでした。

普通は、1の作業をすれば、1の成果が生まれるけれど、そこを1の作業で10の成果を生み出すようにする。こういう次元で業務に取り組んでいく必要があります。

「そんなことできるわけがない」という思う気持ちは一旦横に置いておいて、もしこれが実現可能であれば、今までとは違う、「真の生産的体験」を得られるようになり、とても気持ちの良い毎日を過ごせるようになります。

もちろんそこには充実感も伴います。

3年間というプロセスの中で見出す

実際、僕はここ3年くらいかけて、どうやればそれが実現できるのか。色々な方法を考えては試行錯誤してきました。これらの方法については、当然ですが本には載ってませんから、自分で考えるしかありません。

そもそも、そんなことが実現可能なのか。

という疑問は何度も湧いてきましたが、それでもこれ以外に今をよくする方法はないなという思いで、本当に色々なことを試しました。

(今となっては何を試したのか全く覚えていないのですが、、笑)

そして、その結果、たどり着いたシンプルな結論は、

創造的思考量を増やす。そして作業量を減らす。

ということでした。

僕たちは、日頃、思考していると思ったとしても、思考しているようで実はほとんどしていません。

ただ、PCの前で、ウンウンの唸っているだけのケースが圧倒的に多いのです。

たとえば、あなたは今日、何分間、意図的に思考をしましたか?

電車に乗っている間、スマホでニュースを見ずに何かを思考しましたか?

ぼんやりと何かを思うのではなく、明確に思考にピントを当てて何かを想像しましたか?

僕もそうでしたが、思い返してみると日常にただただ流されて、業務をこなすことにただただ流されて時間を過ごしていることの方が多いと思います。

論理的思考は現状の殻を破らない

また、思考していると言っても、それは論理的思考ばかりをしているケースが多いのです。

論理的思考は、AだからB、BだからC、というように順を追って思考を展開していくものです。これだけですと実は飛躍することは決してありません。そして、ごくごく当たり前の結論しか導き出せません。

だから、おもった以上に成果が上がることも当然ないのです。

なのに、なぜみんな論理的思考を好むのでしょうか。それは、安心できるからです。

「根拠がある」「理由がある」から安心できるのです。

ですが「安心できる」というメリットの裏側には平凡な成果しか出せないというデメリットがあります。

そして、この3年くらいで僕がたどり着いた結論は、

右脳的思考力を使えば、一つ一つのアクションから得られる成果が極めて大きくなるということでした。

右脳的思考は、枠にとらわれず自由に物事を考えることができます。根拠や理論を無視して考えるので、ぶっ飛んだアイディアを出すことができます。

そして、その飛躍したアイディアを実行すると、その一つのアクションにものすごいレバレッジがかかり、1の作業で10の成果を生み出すことにつながったのです。

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